移動平均線のパーフェクトオーダーの手法を検証してみました。
パーフェクトオーダーと言えば、すごい有名な手法ですよね。
サボも使ったことがありますが、なかなか勝てなかった・・・。
そんな移動平均線のパーフェクトオーダーが本当に最強なのか?EA開発者のサボがEA化して自動で検証してみた結果です。
移動平均線のパーフェクトオーダーの手法ってどんな手法?
移動平均線はよく聞くけど、パーフェクトオーダーって何?
何がパーフェクトなの?
移動平均線の短期・中期・長期と順番に並んでいる状態です。
例えば、上昇トレンドであれば、上から順に短期>中期>長期と移動平均線が上昇している状態を言います。
なるほど。かなり強めのトレンドが出ているような状態のこと?
その通りです。ただし、パーフェクトオーダーでもダマしがあるので、パーフェクトオーダーが出ていれば勝てるというわけではないのです。
移動平均線のパーフェクトオーダー第一の手法
まずは第一の手法についてです。
条件
通貨:ドル円
時間足:30分足または1時間足
EMA:4本
期間:10 , 20 , 40, 80
買い
①4本の上昇のパーフェクトオーダー
②ローソク足の10EMAの押し目買いでエントリー
※詳細
3本前のローソク足の終値が10EMAを割っていない
2本前のローソク足の終値が10EMAを割り込む
1本前のローソク足の終値が10EMAを超えて確定
現在のローソク足の始値でロングエントリー
③決済は20EMAを割り込んで確定
売り
①4本の下降のパーフェクトオーダー
②ローソク足の10EMAの戻り売りでエントリー
③決済は20EMAを超えて確定
なんか②の詳細が複雑ね・・・。
本来はもう少し条件を加えないと、ブレイク後の押し目・戻りと判定しずらい部分があるのですが・・・まぁ、この辺でやってみましょう!
今回の検証もEAで行い、バックテストの結果にて判断しています。
USDJPYで検証している時間足はそれぞれ違います。
移動平均線のパーフェクトオーダー第一の手法 30分足の結果
先ほど紹介した手法のEAを作り、30分足で検証してみました。
バックテストの結果はこちらです。
ん~まぁ、右肩下がりね。
そうですね・・・。ちょっと、どうにもなりそうにない右肩下がりですねw
それではチャートを見てみましょう!
※青〇がロングで赤〇がショートです。
こういったトレンドが強めで継続する場合はきれいに取れるんですよね。
※青〇がロングで赤〇がショートです。
こういった上がっては下がってを繰り返しながら上昇してくと、無駄に負けが続いてしまいます。
移動平均線のパーフェクトオーダー第一の手法 1時間足の結果
次は1時間足でのバックテストの結果です。
ん~30分足よりも良いかもしれないけど、また右肩下がりね。
はい。おそらくチャート上でも同じような傾向があるかと思います。
移動平均線のパーフェクトオーダー第二の手法
それでは、第二の手法です。
条件
通貨:ドル円
時間足:5分足(上位足:1時間足)
SMA:3本
期間:25 , 50 , 100
買い
①上位足(1時間足)が上昇のパーフェクトオーダー
②下位足(5分足)が200MA反発(200MAは上向き)でエントリー
③決済は200MAを割り込んで確定
売り
①上位足(1時間足)が下降のパーフェクトオーダー
②下位足(5分足)が200MA反発(200MAは下向き)でエントリー
③決済は200MAを超えて確定
上位足のトレンドを確認しながらトレードするのね。
その通りです。確認は1時間足で、エントリーと決済は5分足で行います。
移動平均線のパーフェクトオーダー第二の手法 バックテスト結果
バックテスト結果はこちら。
また右肩下がりね。
ざ、残念・・・。
この手法の検証はここまで。
移動平均線のパーフェクトオーダー第三の手法
それでは、第三の手法です。
条件
通貨:ドル円
時間足:1時間足
SMA:3本
期間:25 , 75 , 200
買い
①3本の上昇のパーフェクトオーダー
②ZigZagでのダウ理論 高値ブレイクでエントリー
③決済は25MAを割り込んで確定
売り
①3本の下降のパーフェクトオーダー
②ZigZagでのダウ理論 安値ブレイクでエントリー
③決済は25MAを超えて確定
インディケーターのZigZagを使ってのダウ理論ね。ZigZagとか使えるのね。
そうです。ネット上の情報だと「ダウ理論のトレンドが発生して、高値(安値)をブレイクした時にエントリー」となっていたので、ダウ理論を使うためにZigZagを使っている感じです。
移動平均線のパーフェクトオーダー第三の手法 バックテスト結果
バックテストの結果がこちらです。
おぉ~きれいな右肩上がり・・・とは言えないけど、いちおう右肩上がりね。
そうですね。いちおう右肩上がりです。ただし、ちょっと気になるのは、約18年で取引数が929回しかないので、ちょっと少ないですね。
いちおう、チャート上の取引も見てみましょう!
※青〇がロングで赤〇がショートです。
ちょっとZigZagの線が暗くて見ずらいですが・・・。
しっかりと高値ブレイクでエントリーし、25MAで決済されています。
こういった高値ブレイク直後、すぐに下降したりすると負けちゃいます。
まだいろいろやる余地はありそうですが、今回はここまで!
まとめ
結果としては、第三の手法であれば、そこそこ良い結果が出ました。
やはりパーフェクトオーダーになっていれば勝てるというわけではなく、パーフェクトオーダーになっている状態でかつ優位なエントリーポイントや決済ポイントを探す必要がありそうですね!
パーフェクトオーダーで取引をしてみたい人は、ぜひ参考にしてみてください!
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